APRESIA Technical Blog

Apresia26000シリーズの製品性能情報~EoE Pingの応答処理能力(参考値)~

はじめに

当社の製品マニュアルやカタログには掲載していない製品性能情報をシリーズで公開しています。
今回はApresia26000シリーズのEoE Pingの応答処理能力(参考値)について実機確認してみましたので、
その結果を掲載します。

Apresia26000シリーズはLTEや広域イーサなどのサービスプロバイダ網向け高機能バックボーンスイッチです。
Apresia26000シリーズの製品詳細については、
弊社製品紹介ページ https://www.apresia.jp/products/sp/ をご参照ください。

測定方法

測定器より常時EoE Ping Replyフレームを送信状態とします。
試験対象機器(Apresia26000シリーズ)よりEoE Pingを実行し、そこで表示される応答結果を受信処理能力として確認します。

<測定条件>
・測定器より送信するEoE Ping Replyフレームは、1,000fpsで送信とする。
・Apresia26000シリーズで実行するEoE Ping Requestフレームの送信回数は、1回/2回/3回の3種類とする。
・Version、および構成情報内容が異なることで処理能力に性能差分があるかも確認する。

< 応答結果の表示例 >

Ap26k_test(1):# eoeping 0f:0e:cc:00:00:ff 10 count 1 port 1/12
EOEPING 0f:0e:cc:00:00:ff : 72 data bytes
72 bytes from 0e:37:00:00:30:00 : eoe_seq=0 ttl=253 time=0.220 ms
72 bytes from 0e:37:00:00:30:00 : eoe_seq=0 ttl=253 time=2.759 ms
72 bytes from 0e:37:00:00:30:00 : eoe_seq=0 ttl=253 time=5.256 ms


72 bytes from 0e:37:00:00:30:00 : eoe_seq=0 ttl=253 time=995.045 ms
72 bytes from 0e:37:00:00:30:00 : eoe_seq=0 ttl=253 time=997.414 ms
72 bytes from 0e:37:00:00:30:00 : eoe_seq=0 ttl=253 time=999.723 ms

---- 0f:0e:cc:00:00:ff EOEPING Statistics----
1 packets transmitted, 396 packets received(0 TTL exceed), 0 packet loss
Ap26k_test(1):#

測定結果

測定した結果を下記に示します。
EoE Ping のタイムアウト時間は、1 秒から 3 秒の幅があり、最初に送信した EoE Ping Request フレームに対するタイムアウト時間は、送信回数が 1回の場合は1秒(送信から1秒以内に受信したものを表示)、2回の場合は2秒、3回の場合は3秒になります。

結果まとめ

概ね以下の受信処理能力であることが確認されました。
送信回数:1   400 個 程度
送信回数:2   800 個 程度
送信回数:3  1100 個 程度
またEoE Ping受信処理能力は、Versionや構成情報内容の差分に影響を受けないことがわかりました。

次回予告

次回はApresia16000-XLシリーズの受信処理能力を確認して投稿しようと計画中です。
他にも「この機能の実力値はどの程度ですか?」など、ご希望があれば下記のご意見、ご感想フォームより連絡ください!