APRESIA Technical Blog

株式会社パトライト様 ネットワーク対応型表示灯(NH-FV/LA6-POEシリーズ) AN-ManagerStation相互接続検証

ニュースリリースで発表させて頂きましたが、株式会社パトライト様のネットワーク対応型パトライトとAN-ManagerStationの連携検証を行いましたので、その結果をご紹介したいと思います。
設定の際の参考にしてください!!
https://www.apresia.jp/news/2021053101.html

検証概要

■検証の目的
AN-ManagerStationが検知した各種アラームに対する外部通知方法として、株式会社パトライト様のネットワーク対応型表示灯(NH-FV/LA6-POEシリーズ)を利用することを想定した相互接続検証を行う。
また、相互接続において必要になる設定内容、課題についても洗い出しを行う。

■検証構成

検証内容及び結果

検証結果まとめ、課題

■検証結果まとめ
AN-ManagerStation検知した各種アラームをトリガとして、ネットワーク上の表示灯(NH-FV/LA6-POEシリーズ)制御が実施できることを確認しました。なお、管理対象登録(NH-FV)において、SNMP対応機種として登録できない課題がありましたが、Ping対応機種として登録することで回避できるため運用上は問題ないレベルです。
更に表示灯自体の管理(インベントリ、死活監視、Webクライアント接続)も可能となるため、ネットワーク全体の統合管理を実現することも可能になります。

■今後の課題
表示灯との連携における親和性を高めるためには、今回実施した制御用バッチファイル作成部分をAN-ManagerStationの管理画面から容易に設定できる機能拡張が効果的と考えます。

①AN-MSでの表示灯管理 – 管理対象登録

■管理対象としての表示灯登録( イメージ1 )

①AN-MSでの表示灯管理 – 死活監視

■障害管理 – 死活監視( イメージ2 )

①AN-MSでの表示灯管理 – Webクライアント起動

■ツール – Webクライアント起動( イメージ3 )

②AN-MSからの表示灯制御 – 表示灯制御バッチファイル (設定 1/5)

■表示灯制御(鳴動/鳴動停止)バッチファイル( イメージ4 )
表示灯制御には幾つかの方法が用意されていますが、Windowsの標準コマンド(curl)で利用ができるHTTPコマンドを用いて確認しています。

②AN-MSからの表示灯制御 – アクション設定 (設定 2/5)

■アクション設定( イメージ5 )
前項  ( 設定 1/5 ) で作成したバッチファイルをAN-MSのアクションとして登録します。
パトライト鳴動   :PATLITE_alert_on.bat
パトライト鳴動停止 :PATLITE_alert_off.bat

②AN-MSからの表示灯制御 – 各種アラームとアクション紐付け (設定 3/5)

■各種アラームとアクションの紐付け(死活監視)( イメージ6 )

②AN-MSからの表示灯制御 – 各種アラームとアクション紐付け (設定 4/5)

■各種アラームとアクションの紐付け(TRAP/SYSLOG)( イメージ7 )

②AN-MSからの表示灯制御 – 各種アラームとアクション紐付け (設定 5/5)

■各種アラームとアクションの紐付け(パフォーマンス監視)   ( イメージ8 )

②AN-MSからの表示灯制御 – 確認結果 (1/3)

■確認結果(死活監視)   ( イメージ9 )

②AN-MSからの表示灯制御 – 確認結果 (2/3)

■確認結果(TRAP/SYSLOG)   ( イメージ10 )

②AN-MSからの表示灯制御 – 確認結果 (3/3)

■確認結果(パフォーマンス監視)   ( イメージ11 )

次回予告

今回は株式会社パトライト様のパトライトとの連携検証結果を紹介しました。
今後も様々なベンダの機器、システムとの連携検証を行っていきたいと思っています。
もし、こんな製品、システムとの連携希望!!等のご要望がありましたらぜひお聞かせください。