APRESIA Technical Blog

ApresiaLightMCシリーズ APLMCFX (POE) 使用方法

はじめに

APRESIA Systemsの光伝送装置ApresiaLightMCシリーズに、100BASE-FX対応単体型メディアコンバーター ( APLMCFX、APLMCFXPOE ) を 2機種追加し、販売開始いたしました。
【 特長 】
・マルチモードファイバー ( MMF ) での長距離伝送 ( 最大伝送距離:2 km )
・FX-SFPモジュールを挿入するだけで、追加設定無しでそのまま使用可能
【 概要 】
・100BASE-FX対応 ( LHポート )
・2021年4月より販売開始
※ 光パワーモニタ機能 ( DDMI ) は未サポート

新製品の概要 ( ① 通常品 )

https://www.apresia.jp/products/transmission/aplmcfx.html
製品①:ApresiaLightMC-FX (型式:APLMCFX)

新製品の概要 ( ② PoE給電対応品 )

https://www.apresia.jp/products/transmission/aplmcfxpoe.html
製品②:ApresiaLightMC-FX-PoE (型式:APLMCFXPOE)

アプリケーション ( マルチモードファイバーによる工場間接続 )

LHポートの使用方法

100BASE-FX対応APLMCFXに関する使用方法についてご説明します。
対象となるAPLMCシリーズの機種・ポートは下記の型式のものです。
■ ApresiaLightMC-FX         (型式 : APLMCFX     )  ・・・ LH ポート
■ ApresiaLightMC-FX-PoE  (型式 : APLMCFXPOE)  ・・・ LH ポート

①本製品に同梱のFX-SFP光モジュールをLHポートに挿入します。
②LHポートは内部的に以下の設定を自動的に行います。(設定不要)
・Auto Negotiation (自動認識) :  無効
・100 Mbit/s & Full-duplex  : 固定設定
③2台のAPLMCFXのLHポート間をマルチモードファイバー (2芯) で接続します。
④100Mbit/s&Full-duplexでリンクアップします。

コンソールポートや管理ポートから設定を行うことなく、そのまま使うことができます!
※USERポートは10M/100Mには自動設定されません。必要がある場合は設定変更ください。

LHポートの Web GUI 表示

LHポートの CLI 表示

LHポートの 光仕様 ( 100BASE-FX )

適用ファイバー:MMF
( 50μm/125μm または 62.5μm/125μm、バンド幅 : 500 MHz・km )
[ 参考 ] 標準仕様書:
https://www.apresia.jp/products/download/apresialight-mc.html#aplmc-manual
• SP61-90712E  ApresiaLightMC シリーズ 標準仕様書       [ PDF形式 : 247 KB ]
• SP61-90713E  ApresiaLightMC-PoEシリーズ 標準仕様書 [ PDF形式 : 254 KB ]

最後に

・ApresiaLightMCシリーズのラインナップに100BASE-FX対応機種
( APLMCFX、APLMCFXPOE ) の2機種を追加しました。
・100BASE-FX SFP光モジュールは、LHポートで使用されます。
・100BASE-FX SFPモジュールを実装することで、設定を変更することなく、
Auto Negotiation無効、100 Mbit/s&Full-duplex 固定 で接続が可能です。
・マルチモードファイバーで長距離伝送 ( 最大伝送距離:2 km ) が可能です。
( 100 Mbit/s通信 )